ジェレミー・シーゲル教授は、現在の米経済の最大のリスクはインフレでなく景気であるとし、FRBの早急の利下げが必要と主張した。
現在の本当のリスクは経済だ。
シーゲル教授がCNBCで21日、FRBは早期に利下げすべきと主張した。
《5年先から5年間のインフレ期待》やマネーサプライの伸びが落ち着いていることから、インフレ懸念より経済の方が重要との意見だ。
教授は、FRBが5月、6月と利下げを進めるべきと語った。
5年先から5年間のインフレ期待
同日トランプ大統領が再びFRBに利下げの圧力をかけたこともあって、スタジオの空気は微妙だ。
(1人は懐疑的、もう1人は賛同していたが胸を打たれた様子ではなかった。)
足下のインフレや上昇した物価水準がいまだ人々を苦しめている中、FRBが金融緩和を強いられることにともなうリスクが強く感じられていたのだろう。
結論はともかく、シーゲル教授の強弁も逆に説得力を減じる結果になったかもしれない。
「ジェローム・パウエルFRB議長が利下げすれば、ドル相場も改善するだろう。」
「今利下げすれば、FRBの独立性が保たれる確率は改善するだろう。」