ジェレミー・シーゲル教授のCNBCでの発言。
特段、新しい内容はない。
「政治は大事だ。」
シーゲル教授がCNBCで、前夜の大統領候補討論会に少し触れた。
教授なりの評価を述べたが、状況はいつでも変わりうるとも話している。
「最近の(経済)データは弱めの側にあるが、とても弱くはなく、景気後退懸念があるわけでもない。」
シーゲル教授によれば、経済状況は悪くなく、特に5月のPCEインフレ率は「よいデータ」だったという。
結果、FRB利下げ時期は、従前どおり、9月と予想している。
市場の利下げ織り込みは1-1.5回分だが、教授自身はもう少し多くなると見る。
市場予想より経済鈍化・インフレ低下が進むと見ているためだ。
シーゲル教授は、市場のモメンタムは続いていると見ている。
PERは全体21倍、テックを除くと17倍、中小型株13-14倍と紹介。
- テック: バリュエーションが上昇し、市場リターンの源泉となっている。
モメンタムは継続。
利益拡大がついてくるなら割高ではない。 - テック除く: 「明らかに割高ではない。」
シーゲル教授は、足元の市場の状況をドットコム・バブルに至る数年間と比べている。
2000年とは程遠い。
問題は1997-98年に当たるのかだが、誰にもわからない。
いつでも市場に起こりうる狂気が沸き上がることでそれは始まるが、今はまだそうじゃない。