ブリッジウォーター・アソシエイツ創業者レイ・ダリオ氏が、中国の現状について語っている。
ヘッジファンド業界で最も早くから中国に注目してきた同氏だが、最近の見方はどうなのだろう。
中国にはリストラが必要だ。・・・
不動産が下がり、株が下がり、給料が下がり、結果、中国人は消費していない。
ダリオ氏がBloombergで中国の現状を語った。
誰よりも遅くまで中国推しを続け、それゆえに批判されることもある同氏だが、中国の現状は立ち直ったとは言い難いようだ。
「中国人は心配し、現金(等価物)を保有している。
デフレでは現金は比較的よい資産クラスだ。」
日本経済が本当にデフレに苦しんだ時代《デフレだから国債を買う》という戦略が盛んだった。
資産の実質的な価値をほぼ無リスクで増やす良策と考えられたのだ。
「これは1990年の日本より手ごわい状況だ。
中国にはリストラが必要だ。」
Bloobmergはダリオ氏に対し最注目テーマを端的に聞いている。
中国に対するダリオ氏の現状の投資スタンスだ。
(ちなみにブリッジウォーターとしては中国投資の縮小が報じられている。)
中国への投資は概して魅力的な価格の地域と見ているものの、現状多くの問題を抱えている・・・
よって、私たちのポートフォリオの小さなパーセンテージを中国に投資している。
(中国のリストラの)プロセスを通し、投資を維持するだろう。
要はまだまだということのようだ。