今後10年間のS&P 500の名目トータルリターンを3%と予想して波紋を立てているゴールドマン・サックスだが、もう1つの人気市場 インド市場についても冷水を浴びせている。
ゴールドマンのスニル・コウル氏らは22日付リポートで、インド株の投資判断を「オーバーウェイト」から「中立」に引き下げた。
経済成長と企業の利益成長の鈍化、高バリュエーション、投資環境の低下を理由に挙げている。
Nifty 50の目標株価:
- 今後12か月: 27500から27000に引き下げ。(22日終値24,472.10から+10.3%)
- 同6か月: 25,500
- 同3か月: 24,500
今回は格下げとなっているが、下方リスクも限定的とのこと。
「時間による調整」はあるものの、潤沢な国内資金フローが下支えになるという。
米国株もインド株も国別では最も人気が高かった資産クラスの2つだった。
特にNISAでの長期投資での需要が高かった。
投資対象とは、人気化すれば次第に魅力を失うのが常とはいえ、米国株に続きインド株まで少し冷えてきたことを考えると、どう対処するべきだろう。
長期投資だから意に介しないべきか。
高値と見てドルコスト平均法を少しお休みすべきか。