ドラッケンミラー氏は、感情的にならないことが自分の成功の主因の1つだったと認めている。
しかし、その他にも多くの要因があったと自省する。
- 考えが柔軟で、謙虚。
- ソロス氏ともう1人、偉大な先生がいた。
- 早いうちに集中投資を恐れないことを学んだ。
- 自ら積極的に新たな資産カテゴリーに挑戦し、ある市場の弱気相場を別の市場で凌いだ。
- 強い確信のない分野には賭けないとの原則。
これから投資の世界に入ってこようとする若者へのメッセージを求められ、ドラッケンミラー氏は
- この世界は好きでやっている人が無数にいて競争が激しく、お金が目的なら他を探した方がいい。「勝負に負ければ最悪だ。」
- 投資に対して情熱があるなら、MBAをとりにいくのではなく、優れた先生に雇ってもらえるまで頼み込むとよい。
- 先生から習い、まだ投資が好きなら、知識を深めよ。
と語った。
最後にアナリストと運用者の違いについても触れている。
アナリストとしてのスキルセットはポートフォリオ運用者のスキルセットとは全く別のもの。
・・・アナリストの方が好きな人も、みんなポートフォリオ運用者になると考え始める。
引き金の引き方を学んでこなかった人が失敗するのを多く見てきた。
・・・私は知的な刺激がほしくてこの業界に入ったが、どちらでもたくさん得ることができる。