市場にとって好ましいイベントが続き、ジェレミー・シーゲル教授が余裕の強気トークを続けている。
「今週はとてもとてもいい週だった。
まず・・・FOMCだ。
とてもよかった。」
シーゲル教授がウォートン・ビジネス・ラジオで5月第1週を振り返った。
FOMCがタカ派的にならなかったこと、雇用統計が「ゴルディロックス」といえるような鈍化を見せたことを好材料に挙げている。
「みんなスタバがよくない、ラテが高すぎる、と話している(笑)。
みんな慎重になっているのはわかるが、データはこれが低迷の始まりだとは言っていない。
少し冷えるのは悪いことではなく、GDPは先行き明らかにとてもよくなりそうだ。」
この日の発言でも、株式市場全体について直接的に強気や上昇を強調するような発言は見られなかった。
ただし、全体のトーンは明らかに強気を示すものだった。
シーゲル教授は、前週まで好調だったバリュー株・小型株が再び遅れをとっている点について、こちらは強気とは言えないトーンで語っている。
資金調達面で相対的に弱いセクターが、金融政策の見通しの影響を受けているという。
「(下げ)圧力は続く。
金利低下があっても小幅なら、高い金利を払うための利益率が必要になる。」