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ノーベル賞学者がトランポノミクスにダメ出し

16人のノーベル経済学賞歴代受賞者が、トランプ氏の経済政策にNGを出し、トランプ氏勝利ならインフレ再燃となりかねないと警告している。


ここに署名した私たちは、トランプ第2次政権が米経済に及ぼすリスクに深く心配している。
経済的成功にとって最重要な決定要因の1つは、法の統治と政治的確実性だ。
また、他国との深い関係に組み込まれている米国のような国家にとって、国際的規範や他国との正常で安定した関係も欠かせないものだ。

Axiosが入手した、ノーベル賞学者による声明文の書き出しだ。
米メディアが同声明文を報じている。
声明文は「各人は様々な経済政策の内容について異なる意見を持っている」と断った上で、バイデン大統領の政策がトランプ氏のそれより「はるかに優れている」と述べ、バイデン大統領の経済政策に太鼓判を押している。
少々褒めすぎの感もあるが、経済政策において現大統領を強く支持しているのだ。

「アメリカ人の多くは、かなり急速に低下してきたインフレについて心配している。
ドナルド・トランプが無責任な財政予算によってインフレに再び火をつけるのではとの心配はもっともだ。
無党派の研究者・機関が・・・もしもドナルド・トランプが自身の政策を法制化するのに成功すれば、インフレが高まると予想している。」

米インフレが落ち着きつつあるとしても、引き続きインフレは米市民にとっての大重要の関心事の1つだ。
16人のノーベル賞学者は、さらなる財政悪化がインフレ再燃を引き起こすとの考えを持っている。

「この選挙の結果は今後数年、もしかしたら数十年にわたり経済的影響を及ぼす。
トランプの2期目が、世界における米国の経済的地位に悪い影響、米国内経済への不安定化効果を与えると私たちは信じている。」

右か左かは別として、少なくとも明らかに理屈に合わない政策は嫌われるということだろう。


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