エンロンなどでの企業不正を見抜き、株式をショートしてきたジム・チャノス氏が投資家から訴えられた。
チャノス氏は昨年までキニコス・アソシエイツを率い、問題のある企業にショートを仕掛けてきた。
長らくショートに不利な環境が続いたこともあってか、昨年、同ヘッジファンドを閉鎖し、ファミリー・オフィスに転換している。
また、金融詐欺について複数の大学で定期的に講義を受け持っている。
そのチャノス氏が、キニコスの元投資家から訴えられた。
同氏がキニコスから10年以上にわたり10百万ドルの融資を受けたことを示し、私的な「貯金箱」として利用したとの主張。
一方、チャノス氏は反論。
融資は2021年に返済済みで、金目当ての言いがかりだとしている。