ゴールドマン・サックスのデービッド・コスティン氏が、従前どおり、今後1年のS&P 500ターゲットを6,300と話している。
「米選挙結果に対する株式市場の反応がいつになく力強いように見えているかもしれない。
S&P 500指数は3%近く上昇したが、これは選挙当日から年末までで通常S&P 500が約4%上昇するという過去の経験と擦りあっている。」
コスティン氏が自社YouTubeビデオで、選挙後の株価上昇の要因について解説した。
選挙が終わり不確実性が去ったこと、規制面での懸念が去ったことを理由に挙げている。
S&P 500は1年の内に6,300程度まで上昇する可能性が高い。
これは現状から約8%のトータル・リターンに相当する。
コスティン氏の言う6,300は従前からのターゲットを踏襲したもの。
同氏らは先月、10年間のS&P 500の名目トータルリターンを年率3%と予想して市場を驚かせた。
(同リターンの長期平均は11%、過去10年間では13%。)
先月時点で1年の同リターンを8-9%と予想していた。
1年が8%で、10年が3%なら、1年後以降はさらに厳しい数字が予想されていることになる。