ジェレミー・シーゲル教授が、米選挙とFOMCを振り返り、いつものように強気スタンスを強調している。
このポッドキャストは、今週何も起こらなかったという理由で、キャンセルすべきかと思ったよ・・・
トランプは、このインフレを引き起こしてトランプ勝利を後押ししたパウエル議長に感謝すべきだね。
シーゲル教授がウォートンビジネスラジオで、選挙とFOMCを振り返った。
選挙は教授が予想した以上の大差となった。
シーゲル教授は選挙前しばしば、両党の均衡が望ましいとのニュアンスを発信していたが、結果は共和党が大統領と上下両院を総取りした。
以下、注目発言:
- 12月FOMCは25 bp利下げの予想が多いが、データ次第ではいったん停止もありうる。
- 金利上昇でも株高となったのは、減税の延長やあらたな減税期待によるもの。
- 関税は交渉材料であり、心配されているほどの悪材料ではない。
- 中国からインド・メキシコへの生産移転はある程度進む。
共和党のスウィープとなっても心配しない理由をシーゲル教授は説明する。
「米史上でドナルド・トランプほど株式市場のパフォーマンスを擁護した大統領はいない。
彼は自身の成功の尺度として株式市場パフォーマンスを用いた。
彼の政策が経済にとって酷い結果になると考える時には、それを念頭に置くとよい。
債券市場も株式市場も、政策が高く評価されるかについて、彼にシグナルを送るだろう。」
シーゲル教授は、トランプ氏が口にしたとおりの政策を実行すれば大事になると認めるものの、そうはならないと読んでいるのだ。
したがって、教授の見通しに曇りはない。
株式市場はまだまだ上がると思う。
強気相場に亀裂は見られない。