オークツリー・キャピタルのハワード・マークス氏が、非投資適格クレジット(いわゆるハイイールド)について強気スタンスを繰り返した。
同氏は2022年終わり頃からさかんに自分の庭たる同カテゴリーを推奨している。
このMemoで述べた検討プロセスが結論づけるのは、次の条件を満たす場合、投資家はこの分野への配分を増やすべきということだ。
(a) 7-10%程度のリターンを魅力的と考える
(b) 不確実性とボラティリティを限定したい
(c) そうするために今日の利回りを上回る可能性を捨ててもいい。
マークス氏が22日付のMemoで、資産配分の考え方をおさらいした後に非投資適格クレジットへの投資を奨めた。
同氏は、上記の条件を満たす投資家がかなり多いと見込んでいる。
マークス氏は推奨の理由を簡単に説明している:
- 期待リターンがかつて(2009-21年)よりかなり改善し、過去の株式の平均リターンに匹敵してきている。
- パブリッククレジット: 7%~
- プライベートクレジット: 10%~
- 株式と異なり、クレジットのリターンは契約上のリターン。
債務が履行される限り得られる。
マークス氏は投資家に対し、必ずしも身近ではないこの資産クラスについて研究するよう促している。
自身のニーズに合うものか検討するよう奨めている。
現在の潜在的リターンは絶対水準で見ても魅力的だが、1-2年前のクレジットではもっと高かった。
市場の楽観が後退すれば、再びそうなる可能性がある。
私たちはそうなると信じている。
その気があるなら、今から研究・準備を始めておこう、というポジション・トークなのだ。