ジェレミー・シーゲル教授が、米市場がバブルに発展する可能性についてコメントしている。
基本的には従前のスタンスを継続している。
トレンドを味方につけろ。
相場に逆らうな。
シーゲル教授がウォートン・ビジネス・ラジオでの発言を相場の2つの格言で始めた。
シーゲル教授は米経済・市場に対して依然強気だ。
「経済の現状は、少々鈍化しているがさほど大きくない。
GDP予想はアトランタ連銀が3%、JPモルガンとゴールドマンサックスが2%台の下の方で、私は2%の下の方でもまだ健全だと思う。
(企業の)利益がまだ出てきているところで、通期の利益はまだとても堅く、今後12か月で上昇する可能性もある。
繰り返すが(相場の)トレンドは上向きだ。」
最近市場でますます増えているバブル発生の懸念に関してもシーゲル教授はコメントしている。
「時間が少なくなってきたが1つ言っておきたい」と断った上で、1996-97年からテック・バブルに発展した時のようにAIバブルに発展する可能性について話した。
可能性はあるが、今の時点では決定的ではない。
そこそこの確率を念頭にしなければ「決定的ではない」(not conclusive)とは言わないのではないか。