ジェレミー・シーゲル教授は今日も強気だ。
主な論点もほぼ従前どおり。
最も重要なのは経済がまだ強く、実績の指標に悪化が見られないことだ。
・・・第1四半期(業績)は全体としては現在の予想を上回ると予想している。
シーゲル教授がウォートン・ビジネス・ラジオで、従前からの強気スタンスを継続した。
シーゲル教授の主な論点はいずれも従前どおり:
- インフレ: 予想よりわずかに下げ渋っているのはラグのある項目のためで、じきに低下傾向で安定してくるだろう。
- 銀行預金: 再上昇しているが(インフレ要因として悪く解釈するより)よいことと捉えている。
- 経済: 実績データに悪化は見られない。
- 金利とファクター: 昨年までは(株価デュレーションの観点から)金利上昇がグロースに不利とされていたが、今は金利下落が(資金調達の観点から)小型株の多いバリューに相対的に有利とナラティブが逆転。
シーゲル教授は、商業用不動産の不振に端を発する一部地域金融機関の問題に改善が見られないと指摘。
一方で危機に至ることはないとの考えから、ここにチャンスがあると話した。
小さな銀行から資金調達している企業は金利面で影響を受けるだろう。
これが小型株分野全体の重しとなり、価格を・・・、でも長期的にはバーゲン価格のように見える(笑)。