ジェレミー・シーゲル教授が米大統領選の市場への影響、年後半の見通しについて語っている。
「現時点では明らかに、来週の最重要イベントは大統領選討論会だろう。」
シーゲル教授がウォートンビジネスラジオで、いつも通り丁寧に経済指標等を分析した後、大統領選に触れた。
「ウォール街の古い格言に『見知った悪魔とともにいろ』というのがある。」
シーゲル教授は、バイデン候補を「見知った悪魔」に喩えた。
教授によれば、トランプ候補の期待値の方がやや高いという。
規制緩和の面では間違いなく高く、市場への影響でもわずかに高く、法人減税も表明していると指摘。
その一方で、関税拡大や政策・行動のばらつきが大きい点を問題視した。
結果、市場は、好きでなくとも予見可能なバイデン候補を甘受するかもしれないという。
シーゲル教授は年後半についていくつか見通しを話している:
- トレンドは上昇方向。
- 第2四半期の企業の利益が重要だが「基本的にすばらしく感じられる」。
- 消費者に疲れが出れば、FRBが迅速に利下げするだろう。
- インフレ急騰ショックでもない限り利上げはない。