新興国市場投資の草分けマーク・モビアス氏が中国株への強気を継続しつつ、より幅広いアジア株での分散も推奨している。
間違いなく中国はまだ買える。
理由は、中国政府が市場を押し上げ、経済を押し上げることを決めたこと。
州や地方が借金できるよう大きくやり方を変えた。
モビアス氏がCNBCで中国への強気の見方を繰り返した。
同氏が待望するのは中国の大規模刺激策実施だけではない。
中国株が買われることで中国株を含むインデックスが上昇し、インデックス投資家が中国株を直接・間接に買い増さざるをえなくなる「自己強化型状況」にも期待している。
モビアス氏はさらに、新興国市場インデックスの上昇によって新興国ファンドに買いが向かい、特にアジアの周辺国の株が買われると話した。
分散は常によいものだ。
もしもアジア株ファンドを持っているなら、おそらく中国だけよりもよい、安全なリターンとなるだろう。
インドも、他の良好なアジア諸国も入っているから。
モビアス氏は、依然好調なインドの他に、中国の不振の中でも好調を継続する台湾を挙げ、アジア株ファンドでの分散効果を評価している。