ソロス・ファンド・マネジメントのドーン・フィッツパトリックCEO兼CIOが、資産クラスごとの現状のスタンスを語っている。
各国中央銀行が利下げに向かい、インフレ低下、概して堅実な経済成長・・・
S&P 500が22%上昇したことに囚われるべきでなく、今は株式をロング(買い持ち)にすべきだ。
フィッツパトリック氏がゴールドマン・サックス社長兼COOジョン・ウォルドロン氏によるインタビューで、市場へのスタンスを語った。
以下、資産クラスごとの見方:
- 株式: テール・リスクもあり、顕在化するならパニック売りでなく買うべき。
- フィクストインカム: ロングだが、アンダーウェイトしている。ベンチマークの半分程度。
例えば10年債利回りが4%超で買い、3.75%未満で売るといったレンジ・トレード。
ターム・プレミアムはもう少し大きくあるべき。 - 社債: 公開市場の社債は目いっぱいの価格。
- ABS: チャンスあり。十分な非流動性プレミアムが得られるものがある。
- 未公開株: ビッド/アスク・スプレッドが大きすぎ、スポンサーが売りたがらない。
- 未公開クレジット: インデックスではなく個別銘柄に妙味。