米投資銀行のゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーの両社が18日付でS&P 500目標を6,500に引き上げている。
15日終値5,870.62に対して10.7%の上昇に当たる。
ゴールドマン・サックス(Bloomberg報):
2025年末6,500。従前の12か月目標6,300から上振れ。
- 債券利回り横這いと企業利益拡大がベース・シナリオ。
- 低ボラティリティ時に刈り取るか、オプションでのヘッジを推奨。
- マグニフィセント7はアウトパフォームするが、差はこの7年で最小に。
モルガン・スタンレー(Reuters報):
今後12か月の目標株価を6,500に。これまでレッド・スウィープで年末6,100、2025年5月6,350としていた。
- FRB利下げと企業利益拡大を予想。
- 「25年は市場全体でより均衡の取れた業績の構図」、つまり突出した銘柄が少なくなると予想。
- クォリティ・シクリカル、金融株への強気継続。
とりあえず、プロ・ビジネスな新政権への移行を予想に反映させた形だが、その幅は決して大きくない。
むしろ、これまでの牽引役には控えめな見通しのように見える。