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日本は2番目の有望市場:モルガン・スタンレー

モルガン・スタンレーのマイク・ウィルソン氏が、来年の市場展望を語っている。
日本を米国に次いで2番目の有望市場としている。


今年が興味深いのは、特に米国で(株価)パフォーマンスに対する利益成長がかなり控えめだった点だ。
ほとんどがPER拡大によるもので、来年は繰り返さないだろう。

ウィルソン氏が自社ポッドキャストで、株価上昇要因のバトンタッチを予想した。
今年はPER中心の押し上げだったのに対し、来年はPERは5%低下し、企業利益による押し上げになるとの予想だ。
結果、2025年のリターンを「1桁の上の方」と予想しているという。

その他、注目発言:

地域

  • 日本株: 2番目に選好する市場。コーポレートガバナンスを好感。企業利益は1桁の上の方の成長、株価は1桁の上の方から10%のリターンを予想。
  • 欧州株: やや下落を予想。関税や中国の影響。

逆風・リスク

  • 逆風: 多くの地域で経済成長がトレンドより下。質の高い資産はすでにバリュエーションが高い。
  • リスク: コンセンサスとなっているソフトランディングが実現しない場合。

チャンス

  • マクロ: マクロ見通しにともなう大きなローテーション。政策・地政学リスクにより不確実性が続く。
  • ファクター: 銘柄選択。銘柄ごとの乖離が大きく、スタイルや規模によるローテーションが来年も有効。

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