オークツリー・キャピタルのハワード・マークス氏が、長期での中国への強気スタンスを継続し、足元を調整過程と解説している。
「中国の刺激策の発表によって考えが変わったわけではない。
中国がうまく運営され、諸外国と建設的な関係を維持する限り、私は中国の長期的可能性について依然として楽観的だ。」
マークス氏が香港当局主催の会議の合間のCNBCインタビューで、従前からの中国への(長期)強気見通しを繰り返した。
財務的困難に瀕した中国のセクターについて尋ねられると、マークス氏は
- 「超急成長」から「平均以上の成長」へ
- 「財政刺激策へのへの重度の依存」から依存軽減へ
の過渡期にあると答えている。
「刺激策で永遠に成長を生み出すことはできない。・・・
現在は調整の時期だ。」
長期的には強気で見ている中国が調整の過程を迎えている。
だからこそマークス氏は有望と考え、香港当局から呼ばれているのだろう。
つまり、今はそこにディストレストのビジネスがあり、長期では状況は明るくなるだろうということだ。