《終末博士》とも呼ばれる、ヌリエル・ルービニ ニューヨーク大学教授が、新政権下での経済・投資の見通しを語った。
全体として今後数年、インフレが徐々に上昇し、経済成長が鈍化しうる世界を心配しないといけない。
ルービニ教授がBloombergで話した。
《終末博士》としては、むしろコンセンサスに近い予想と言えるかもしれない。
教授は、予想されるトランプ氏の政策の両面について分析している。
- 成長に寄与: プロ・ビジネス、低税率、規制緩和。
- スタグフレーション的: 関税、移民政策、減税、ドル安選好、FRB介入、パリ協定離脱。
この上で、冒頭の結論に達したという。
資産の保全と成長の機会を提供するETFを運用するルービニ教授は、現状のリスク要因を列挙している。
インフレが2、3、4、5%になるというシナリオの下、長期債利回りがおそらく4%よりはるかに高く、6、7、8%にもなる世界に対してヘッジを見つけないといけない。
私の心配すること、テイル・リスクはインフレ、不換通貨の減価、潜在的な脱ドル化・持続不可能になること、気候変動、世界を分断する地政学的リスクだ。