ジェレミー・シーゲル教授が、2025年の米市場でローテーションが起こるとし、強気相場継続ながら0-10%上昇との控えめな数字を予想している。
「準備通貨ドルに対する最大の脅威はビットコインだと思う。
トランプはその強力な支持者だ。
世界の多くの国でビットコインを代替通貨とするか話されている時、代替的な準備通貨を作るなと言うのは少し奇妙に聞こえる。」
シーゲル教授がCNBCで珍しく自ら暗号資産を話題にした。
トランプ次期大統領が30日BRICS諸国に向けて、米ドルを代替する通貨を目指すなら100%関税を課すと牽制したことにコメントしたもの。
以下、注目発言:
- 最近の長期金利低下は、市場が財務長官人事(スコット・ベッセント氏)に安心したのが一因。
- トランプ氏は誰よりも株式市場を利用する大統領(市場を持ち上げようとする)。
- 米国株のバリュエーションは高いが異常ではない。
シーゲル教授は、マグニフィセント7が足踏みしていると指摘し、ローテーションが起こるかもしれないと話している。
そうなれば、教授が従前から推してきた中小型株に日が当たることになるという。
シーゲル教授の2025年予想は:
S&P 500は0-10%のレンジだが、Mag7とテック銘柄はほぼ横這い。
それ以外が5-15%のレンジの予想だ。
シーゲル教授は、Mag7とテックがS&P 500時価総額の1/3を占めていると指摘。
これら主導で大相場となった2023-24年と比べると、2025年ははるかに静かな市場になるだろうと語った。