スタンリー・ドラッケンミラー氏が、米政権移行による市場の変化、自身の投資活動について語っている。
この仕事を49年やっているが、今回はアンチ・ビジネス政権から反対へ振れた最大のケースだろう。
企業経営者らと話すと、CEOは、どこか安心とめまいの中間にあり、みんなアニマルスピリットを確信しているようだ。
ドラッケンミラー氏がCNBCでトランプ政権始動についてコメントした。
同氏は、足元の米経済について「少なくとも今後6か月はとても強い」と予想したものの、市場全体については「複雑」と語った。。
すでに米国株が割高であるからだ。
「債券利回りに対する益回りは、20年で最悪とは言わないが極めて魅力のない水準にある。・・・
このため私は市場がどっちに行くかについて強い意見を持たない。」
市場全体の方向性については予想が難しいとしつつも、ドラッケンミラー氏はむしろ状況を前向きに捉えている。
政治の大きな変化、イノベーション、規制緩和が投資のチャンスを生むという。
たくさんの変化があり、視聴者がやるべきことがある。
私は市場については心配せず、個別銘柄に集中している。
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