著名投資家レオン・クーパーマン氏が、不安定な投資環境を嘆きつつ、資産クラスごとの見方を明かしている。
「トランプ大統領は正しいことをしようとしているが、そのやり方によってとても不安定になっている。」
クーパーマン氏がCNBCで、政権の政策をやんわりと批判した。
82歳になる老投資家はさらなる金儲けには関心がない。
ただ、すでに築いた財産を守り、なるべく多くを慈善事業に寄付したいという。
そういう老人にとって、現在の環境は混乱に満ちたものだという。
市場の株価倍率は高すぎる。・・・
だから市場の倍率より低く、市場と同等の成長見通しの銘柄を物色している。
具体的にはエナジートランスファー、フィデリス保険、リチア・モーターズなどを挙げた。
クーパーマン氏は「自分には逆張り投資家の骨が入っている」とし、将来の成長が株価に織り込み済みのAI関連銘柄には無関心と話している。
同氏の資産クラスごとの見方は以下のとおり:
- 現金等価物: 短期金利は4-5%と競争力がある。
- 債券: 4.2%の長期金利では「とてもネガティブ」。「大砲とバター政策」で長い金利は上昇を予想。
- 株式: 債券よりチャンスあり。ただし、金利上昇なら悪影響を受ける。