投資

クラッシュは若い世代に長い間影響を及ぼす:ビル・グロス

ビル・グロス氏は、トランプ関税に端を発した市場下落が、今後長い間の市場低迷につながりかねないことを心配している。


現在の市場『クラッシュ』は、ミレニアル世代、Z世代にこの先長い間にわたって影響を及ぼすだろう。

グロス氏が9日ツイートした。

話を日本に移そう。
今はやりのドルコスト法による長期投資が本当に有効、有益、スタンダードならば、早いうちの市場下落はむしろ喜ぶべきことのはずだ。
(FPはドルコスト法をほとんど有益と思っていないが、世の中ではそういうことになっている。)
しかし、市場の大幅下落は日本でも心配する声が多い。
特に、日本では新制度のNISAが始まったばかり。
昨年の8月に続いて、投資の初心者の中に痛手を受けた人が多くいるはずだ。
NISAは間違った政策ではないが、事前に少なからず心配された通り、結果的には最悪のタイミングでのスタートになってしまった。
これでは投資初心者が高値の株式の押し込み先になるだけで終わってしまう。
そうならないためにも、長期投資の基本通り、下げでも安易に逃げない覚悟も大切だ。

(次ページ: ビル・グロス氏が心配する市場心理悪化の帰結)


 次のページ 

-投資
-, ,

執筆:

記事またはコラムは、筆者の個人的見解に基づくものです。記事またはコラムに書かれた情報は、商用目的ではありません。記事またはコラムは投資勧誘を行うためのものではなく、投資の意思決定のために使うのには適しません。記事またはコラムは参考情報を提供することを目的としており、財務・税務・法務等のアドバイスを行うものではありません。浜町SCIは一定の信頼性を維持するための合理的な範囲で努力していますが、完全なものではありません。 本文中に《》で囲んだ部分がありますが、これは引用ではなく強調のためのものです。 本サイトでは、オンライン書店などのアフィリエイト・リンクを含むページがあります。 その他利用規約をご覧ください。