ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック氏が、市場急落を伝えつつも、利下げについてFRBの背中を押すにはまだ十分でないとの見方を述べている。
ダウ平均、S&P 500、NASDAQ指数は現在、直近の先物市場の始値で、前年比マイナスに転じた。
ガンドラック氏が日曜日ツイートしている。
2日の「解放の日」が水曜日、それから2営業日と週末を過ぎても米市場が下げ止まらない。
S&P 500は木・金曜日だけで計10%超下げている。
「米2年債利回りはちょうど3.5%。
FF金利が現時点で少なくとも75 bp高すぎることを示唆している。」
ガンドラック氏は従前から、FF金利が2年債利回りを後追いしているだけと揶揄してきた。
この先もこの傾向が続くなら、現在4.25-4.50%のFF金利誘導目標は3.5%まで引き下げられることになる。
ただし、同氏は今回FRBが利下げを待つとの見通しだ。
それでも、リスク資産の損失が大きく増大しない限り、近いうちには1回の利下げでも私は予想していない。
ガンドラック氏は、市場がすでに利下げを督促している中でもFRBが利下げを待つと予想する。
これが意味するのは、リスク資産がまだ下げるということだろう。